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親の家をどうにかしないといけない。でも、片付けも手続きも多すぎて、何から手をつければいいか分からない。そんな方は多いはずです。

結論から言うと、実家じまいは「大事な物を探す」「家族で方針を決める」「残す・売る・捨てるを分ける」の3つから始めると迷いません。家の売却や登記は、その後に順番に進めれば大丈夫です。

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実家を片付ける人

父が亡くなって、母も施設に入りました。実家が空いたままで、片付けも売却も何も決まっていません。

案内役

まずは全体の地図を持つところからにしましょう。このページで、今の段階とやることを確かめてから、気になる記事に進んでみてください。

このページを読むと、実家じまいの全体の流れと、悩みごとに次に読む記事が分かります。

実家じまいとは?やることを早見表で

先に結論

実家じまいは、親の家の物を片付け、家を売る・貸す・解体するなどして手放すまでの一連の作業です。
片付け・遺品整理・家財の処分と売却・家の売却や空き家の管理・相続登記や税金・解約の手続きまでを含みます。

『片付けのことだけでしょう?』と思われがちですよね。実は、家そのものの行き先や、名義・税金の手続きまでがひと続きなんです。

段階主にやること次に読む記事
準備通帳・権利証などの大事な物を探す、家族で方針を話すやること一覧
片付け部屋ごとに残す・売る・捨てるを分ける実家の片付け
遺品整理形見分け、業者に頼む部分を決める遺品整理の進め方
家財の処分・売却売れる物は査定、残りは自治体や許可業者へ家財の処分方法
家の行き先売る・住む・貸す・解体・空き家バンクを選ぶ実家の売却の流れ
名義と税金相続登記、相続税や譲渡所得の申告相続登記の義務化
解約・手続き電気・ガス・水道・郵便・電話を止める解約・手続き一覧

全体を一つずつ順番に見たい方は、実家じまいとは?やることの順番・費用・期間から読んでみてください。言葉の意味や「家じまい」「生前整理」との違いは実家じまいとは何をすること?、やることをリストで確かめたい時は実家じまいでやること一覧が便利です。

いつ始める?親の状況で変わる最初の一歩

実家じまいを始めるきっかけは、家庭によって違います。親が元気なうちか、施設に入った後か、亡くなった後かで、最初にやることが変わるんです。

始める時期最初にやること気をつけたいこと
親が元気なうち親と一緒に、残したい物と行き先を話す親の気持ちを急がせない
施設に入った後郵便と通帳・印鑑の置き場所を確かめる家の名義は親のまま
亡くなった後期限のある手続きを先に確かめる相続放棄を考えるなら家財を処分しない

例えば親が元気なうちなら、「この写真はどうしたい?」のように、物の話から入ると切り出しやすいですよ。進め方は親が元気なうちの実家じまいにまとめています。

施設に入った後の実家は親が施設に入った後の実家、亡くなった後の順番は親が亡くなった後の実家の片付けで詳しく紹介しています。実家が遠い方は、帰省の回数を減らす工夫を遠方の実家じまいで確かめてみてください。

実家じまいの費用はどう決まる?

『結局いくらかかるの?』というのが、いちばん気になるところですよね。ただ、実家の片付けや遺品整理、解体の費用には、公的に決まった相場がありません。

費用は、物の量や間取り、階段の有無、搬出の経路、分別の手間で大きく変わります。だからこそ、相場の数字を探すより「何にお金がかかるか」を知る方が役に立つんです。

実家じまいの費用の内訳と減らし方の図解
お金がかかるところ金額を左右する条件減らす工夫
片付け・遺品整理物の量、間取り、作業の人数と日数自分で仕分けてから頼む
家財の処分運び出す量、トラックの台数、分別の手間自治体の粗大ごみを使う
家電4品目リサイクル料金と収集・運搬料金指定引取場所に自分で持ち込む
解体建物の構造や広さ、アスベストの事前調査複数社の見積もりで比べる
登記・税金固定資産税評価額、相続人の数期限内に手続きを済ませる

公的に決まっている金額もあります。相続登記の登録免許税は固定資産税評価額の0.4%、相続放棄の申述は収入印紙800円です。

費用の内訳と見積もりの取り方は実家じまいの費用はいくら?、兄弟での分け方は実家じまいの費用は誰が払う?で詳しく紹介しています。片付けの見積もりで見るところは実家の片付け費用の決まり方、空き家や解体の支援を探したい方は実家じまいに使える補助金をどうぞ。

進める順番と、かかる期間

実家じまいは数か月から年単位になることもあります。だからこそ、期限のある手続きと、急がなくていい作業を分けておくと楽になりますよ。

実家じまいを進める順番の図解
実家じまいを進める順番
  1. 通帳・印鑑・権利証・保険証券などの大事な物を探す。
  2. 家族で、家を売るか残すかの方針と費用の分け方を話す。
  3. 形見や写真など、残す物を先に分ける。
  4. 売れそうな物は、捨てる前に査定で確かめる。
  5. 残りの家財を、自治体の収集や許可業者で処分する。
  6. 電気・ガス・水道・郵便などを解約・転送する。
  7. 相続登記を済ませ、売却・解体・空き家の管理に進む。

郵便は、転居届を出すと届出日から1年間、新しい住所に無料で転送されます。解約の順番は実家じまいの解約・手続き一覧、全体のスケジュールは実家じまいにかかる期間で確かめてみてください。

よくあるつまずきは実家じまいの失敗と後悔にまとめました。どこに相談すればいいか迷った時は実家じまいはどこに相談する?が役に立ちます。

実家の片付けと遺品整理を進めるには

実家を片付ける人

週末に通って片付けていますが、全然進みません。物が多すぎて、手が止まってしまうんです。

案内役

最初から全部の部屋に手をつけると疲れてしまいます。1回の帰省で1部屋、それも引き出し1段からで十分ですよ。

片付けが進まないのは、気持ちの問題だけではありません。判断する物が多すぎると、誰でも手が止まるんです。

片付けを始める前のチェック
  • 大事な書類や貴重品を、先に探して別の箱に分けたか
  • 残す・売る・捨てる・保留の4つの箱を用意したか
  • 自治体の粗大ごみの出し方を調べたか
  • 業者に頼むなら、複数社の見積もりを取る予定か
  • 相続放棄を考えている人がいないか、家族で確かめたか

片付けのコツは実家の片付けのコツ、自分でやる手順は実家の片付けを自分でやる手順で紹介しています。片付けたがらない親への伝え方は片付けない親・捨てられない親への伝え方をどうぞ。

遺品整理は、いつ・誰と・何から始めるかを決めるところからです。流れは実家の遺品整理の進め方、業者に頼む時の注意は遺品整理を業者に頼む時の流れにまとめています。

国民生活センターには、遺品整理や不用品回収で「高額な追加料金を請求された」「残すはずの物が処分された」という相談が寄せられています。困った時は消費者ホットライン188に相談できるので、防ぎ方を遺品整理・不用品回収のトラブル事例と防ぎ方で確かめておきましょう。

家財の処分と、売れる物の見分け方

捨てる前にひと手間

金・貴金属、ブランド品、腕時計、着物、骨董品、切手、古銭などは、古くても値段がつくことがあります。
処分の見積もりを取る前に、売れる物を抜き出しておくと、運び出す量も減らせます。

『こんな古い物、売れるわけない』と思って捨ててしまう方も少なくありません。実は、箱や付属品がそろっていない物でも、査定してもらえる品目は多いんです。

家庭から出るごみを回収できるのは、市区町村か、市区町村から一般廃棄物収集運搬業の許可や委託を受けた業者です。環境省は、許可のない回収業者に家電を渡さないよう呼びかけています。

物の種類主な出し方次に読む記事
金・貴金属・宝石買取店で査定金・貴金属の売り方
ブランド品・腕時計付属品をそろえて査定ブランド品・腕時計の売り方
着物・帯まとめて査定着物の売り方
家具・布団・衣類粗大ごみ、売れる物は買取家具の処分
テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン家電リサイクル法で引き取り家電の処分

売れる物の一覧は実家の片付けで売れるもの一覧、売り先の違いは実家の品はどこで売る?で確かめてみてください。おたからや・ブランドリバリュー・まねきやの公式情報は買取店の選び方に並べています。

家財をまとめて片付ける方法は家財の処分方法、家電の出し方は実家の家電の処分をどうぞ。家に来てもらう出張買取は、法定書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます。流れは実家の品の出張買取にまとめました。

実家を売る?住む?空き家の行き先を決める

総務省の令和5年住宅・土地統計調査では、全国の空き家は900万2千戸、空き家率は13.8%で、どちらも過去最多・過去最高でした。実家が空き家になるのは、決して珍しいことではないんです。

ただ、空き家のまま管理しないでいると、市区町村から指導や勧告を受けることがあります。勧告を受けると、敷地の固定資産税の住宅用地特例(200平方メートル以下の部分は6分の1)が外れます。

選択肢向いている場合次に読む記事
売る住む予定がなく、管理の手間を減らしたい実家を売却する流れ
住む・貸す家族が使う予定がある、修繕できる売るか住むか貸すか
解体して土地を売る建物が古く、そのままでは売りにくい実家を解体する時の手順
空き家バンク地方の家で、地域に引き継ぎたい空き家バンクで手放す
国庫帰属土地だけを手放したい(建物があると申請できない)相続土地国庫帰属制度

迷っている方は、比較表のある実家を売るか住むか貸すかから読んでみてください。売却の手順は実家を売却する流れ、相続した家を売る順番は相続した実家を売却する手順で紹介しています。

買い手がつかない時は実家が売れない理由と対策、放っておいた時のことは空き家の実家を放置するとどうなる?をどうぞ。当面残すなら、月1回の見回りの仕方を空き家になった実家の管理で確かめておきましょう。

相続・登記・税金は期限から確かめる

実家じまいの手続きには、法律で期限が決まっているものがあります。ここだけは、片付けより先にカレンダーに書いておくと安心です。

手続き期限窓口
相続放棄相続の開始を知った時から3か月以内家庭裁判所
準確定申告相続の開始を知った日の翌日から4か月以内税務署
相続税の申告死亡を知った日の翌日から10か月以内税務署
相続登記相続で取得したことを知った日から3年以内法務局
空き家の3,000万円特別控除相続開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までの売却税務署

相続登記は2024年4月1日から義務になり、正当な理由なく登記しないと10万円以下の過料の対象になることがあります。手順は実家の相続登記の義務化、名義が親のままの時は実家の名義が親のままをどうぞ。

相続税は、遺産が基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人の数)以内なら申告も納税もいりません。詳しくは実家を相続したら相続税はかかる?で紹介しています。

空き家の3,000万円特別控除は、昭和56年5月31日以前に建てられた家が対象で、マンションは使えません。条件は空き家の3,000万円特別控除とは、売った時の税金全体は実家を売った時の税金にまとめました。

相続放棄を考えているなら、家財を売ったり捨てたりする前に家庭裁判所や弁護士に確かめてみてください。理由は相続放棄するなら実家の片付けはどうする?で説明しています。個別の判断は、税務署・税理士、法務局・司法書士、家庭裁判所・弁護士へ相談するのが確実です。

家族との話し合いと、気持ちの整理

実家を片付ける人

兄は遠くに住んでいて、片付けも費用も私ばかりが負担している気がします。どう話せばいいでしょうか。

案内役

まずは、やることと費用を表にして見せるところからにしましょう。「何が残っているか」が見えると、分担の話がしやすくなりますよ。

兄弟で揉めやすいのは、費用の負担と、家を売るかどうかの判断です。話し合いの進め方は兄弟での実家じまい、家の分け方は遺産分割と実家で紹介しています。

『生まれ育った家がなくなるのがつらい』と感じるのは、自然なことです。気持ちの整理の仕方は実家じまいが寂しい・つらい時、疲れてしまった時の頼り方は実家の片付けがつらい・大変な時にまとめています。

一人で抱え込まないでください

一人っ子で全部を背負っている方は、一人っ子の実家じまいも読んでみてください。頼める部分を外に出すだけで、気持ちがずいぶん軽くなります。

目的別に記事を探す

このサイトの記事を、カテゴリごとに並べました。今の悩みに近いところから開いてみてください。

実家の売却・空き家(20本)

実家の片付け(18本)

実家じまいの基本(14本)

家財・遺品を売る(11本)

家財の処分(7本)

遺品整理(6本)

相続・登記・税金(4本)

家族と気持ち(4本)

公式・公的な情報

制度や手続きの最新の情報は、次の公的機関のページで確かめられます。

制度は改正されることがあるので、手続きの前には各機関の公式ページで最新の情報を見てみてください。

よくある質問

実家じまいは、何から始めればいいですか?

最初は、通帳・印鑑・権利証などの大事な物を探すところからです。そのうえで家族と方針を話し、残す・売る・捨てるを分けていくと進めやすくなります。

実家じまいの費用の相場はいくらですか?

片付けや遺品整理、解体の費用には公的な相場がありません。物の量や間取り、搬出の条件で変わるので、複数社から現地で見積もりを取り、追加料金の条件を書面で確かめてみてください。

親が施設に入っただけでも、実家を売れますか?

家の名義が親のままなら、売るのは名義人である親です。親が自分で判断するのが難しい場合は、成年後見と家庭裁判所の手続きが関わるので、早めに確かめておきましょう。

相続登記は、いつまでにすればいいですか?

相続で不動産を取得したことを知った日から3年以内です。2024年4月1日より前の相続も対象で、その場合は2027年3月31日までが期限になります。

遺品の中に売れる物があるか、どう見分ければいいですか?

金・貴金属、ブランド品、腕時計、着物、骨董品、切手、古銭などは、古くても値段がつくことがあります。捨てる前に一度査定で確かめると、処分する量も減らせます。

まとめ

このページの要点
  • 実家じまいは、片付けから家の行き先、名義と税金の手続きまでがひと続き
  • 最初は大事な物を探し、家族で方針を話すところから始める
  • 費用に公的な相場はなく、内訳と条件を知って見積もりで比べる
  • 売れる物は捨てる前に査定で確かめ、処分は自治体か許可業者へ
  • 相続放棄3か月、相続税10か月、相続登記3年などの期限を先に確かめる
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実家じまい.jp 編集部

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